家族連れ留学にお勧めの海外大学

進学先選び

海外の大学には、家族と一緒に自国から引っ越してきた留学生が多くいます。家庭を持っても学び続ける、そのような「家族連れ留学」を希望される方が過ごしやすい、お勧め海外大学をいくつかご紹介します。

photo: pixabay, MableAmber

University of Sussex, UK

イギリスのサセックス大学は、留学生の受け入れも多く経験が豊富なため、家族と一緒に留学する場合必要となってくる様々な手続き(ビザ、滞在先手配、子供の保育所・学校など)について相談できる窓口があり、必要な情報を親切に教えてくれます。

University of Sussex | 海外大学ドットコム (kaigaidaigaku.com)

大学構内にも、ファミリールームやおむつ替えスペースなども設けられていて、子供も親も安心できる環境です。

オンキャンパスに大学の保育所があり、3か月~5歳の子供を預けることができます。もし、子供がdependant visaを取得しているようであれば、イギリスの政府の補助金として1週間のうち15時間(3歳、4歳)は無料で預けることができます。
また、イギリスは5歳から小学校へ入学します。こちらも、子供がdependant visaを持っている場合は、現地校は無料で通うことができます。

Student families : Settling into student life – personal life and relationships : Health and Wellbeing : Students : University of Sussex
Living with your family in the UK : University of Sussex

大学内にある保育所:Childcare : University of Sussex

配偶者が英語を学ぶために、大学には配偶者も通うことができる英語コースも用意しています。

University of Otago, New Zealand

ニュージーランドは海と山があり、アルバトロスやキウイ、ブルーペンギンやイエローアイドペンギンなど希少な生態が生息している自然豊かな国です。治安も良く、子供を連れて留学しようと考えている方にはお勧めの国です。

中でも、今回ご紹介するオタゴ大学はニュージーランドの南島にある大学都市ダニーデンにあります。大学周辺には、無料で利用できる博物館があり、ダニーデン市の図書館は子供向けの本も充実しています。大きな公園も沢山あり、子供が遊べるビーチも沢山あります。大学が用意してくれている家族向けの寮があり、大学関連の託児所もあります。また、5歳以上は現地の小学校へ通うことができます。親が勉強している間に子供も現地校での体験を通じて言語や文化を学ぶことができます。

University of Otago(オタゴ大学) | 海外大学ドットコム (kaigaidaigaku.com)

International Students bringing family, Support services, University of Otago, New Zealand

Stanford University, USA

スタンフォード大学は、家族連れの学生に様々なサポートと情報を提供してくれます。

例えば、家族連れの学生が多いため、大学構内に家族連れ向けのアパートを4棟用意しています。そこには、およそ200人(生徒+家族)が住んでいます。それらのアパートは1か所に集まっていて、アパート前には子供たちが遊べる公園もあります。

大学構内には保育所が6か所あり、8週間~5歳までの子供を預けることができます。保育費はかかってしまいますが、学生割引もあります。
小学校(5歳~10歳)・中学校(11歳~13歳)・高校(14歳~18歳)に関しては、住所がある学区の学校へ行くことになります。いずれも学費は無料です。

Stanford University | 海外大学ドットコム (kaigaidaigaku.com)

Students with Children | Graduate Life Office (stanford.edu)

医療費はかかってしまうので、日本を離れる時に必ず海外医療保険に入ることをお勧めします。

University of Turku, Finland

今までご紹介してきた大学の中で唯一非英語圏にある大学になりますが、フィンランドはフィンランド語が話せなくても、ほとんどの方が英語を話すことができるため、生活の面で困ることは少ないと思います。
また、「学生ビザ」を取得した留学生の配偶者は、「配偶者ビザ」(residence permit based on family ties)であれば働くことも学ぶこともできます。

フィンランドは、比較的治安が良く子供が安全に過ごせる国です。日本のように、小学生たちが自分たちで小学校へ歩いて通ったり、公園や学童保育で自由に遊んだりできる環境にあります。

また、生後8か月から保育所に預けることができます。この際は、お住いの地区の保育所に直接申請しますが、この時の対応も英語でしてくれます。保育料は収入によって異なってきます。英語で保育をしてくれる保育所もありますが、こちらは私立であり保育料も異なります。
小学校以上は無料で学ぶことができますが、現地校はフィンランド語での指導となります。Turku市が運営しているインターナショナルスクールは、英語で教えてくれますので、留学生の子供はとても助かります。詳しくは、Turku市のホームページでご確認下さい。

Combining career and family life | Turku.fi

Combining career and family life | Turku.fi

Moving to Finland to be with a family member | Maahanmuuttovirasto (migri.fi)

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